絹と木綿豆腐は栄養にも違いがある?どう使い分ければ良いの?

食の豆知識

日本人に欠かせない大豆から作られる豆腐。

味噌汁に入れてもいいし、冷奴としてそのままでも美味しく食べられる万能な食材です。

低カロリーな食材なのでダイエットの時にも重宝されるのではないでしょうか。

 

しかし、ひとえに豆腐といっても絹豆腐、木綿豆腐、卵豆腐、高野豆腐などたくさん種類がありますよね。

今回は基本の2つとなる絹豆腐と木綿豆腐の違いについて書いていきます。

 

絹豆腐と木綿豆腐の違いは?

絹も木綿も豆腐ですのでどちらも豆乳を、にがり等の凝固剤を使って固めたものです。

木綿豆腐は凝固剤を入れて固めたものに重しなどを乗せて圧力を加えて水を絞り出し、もう一度固めたものになります。

この時に穴の空いた箱に木綿の布を敷いて豆腐を入れて、その状態で重しを乗せることによって、木綿の布のザラザラ感が豆腐につきます。

木綿豆腐のザラザラ感は木綿の布から来ているんですね。

 

一方で絹豆腐は木綿豆腐よりも少し濃い豆乳に凝固剤を加えて固めたものになります。

木綿豆腐と違って圧力をかけていませんので、水分量が多くなめらかな食感となります。

 

栄養にも違いがあるの?

木綿豆腐と絹豆腐は製造方法や食感だけでなく、栄養面でも違いがあります。

豆乳から作られるのに何故栄養面で違いがあるかというと、木綿豆腐を作る時に圧力をかけて水分を出していることが影響しています。

水分を出して凝縮していることによって、たんぱく質、脂質、カルシウムなどがキュッとされて絹豆腐よりも木綿豆腐に多く含まれることになります。

その反対に水に溶けてしまうビタミンB群やカリウムが絞られた水分と一緒に出てしまうので絹豆腐よりも木綿豆腐の方が少なくなります。

※100gあたり カロリー たんぱく質 脂質 カルシウム ビタミンB1/B6 カリウム
絹豆腐 62kcal 5.3g 3.5g 75mg 0.11mg/0.06mg 150mg
木綿豆腐 80kcal 7.0g 4.9g 93mg 0.09mg/0.00mg 110mg


詳しくは上記の表に取りまとめましたのでご覧ください。

念のためカロリーも載せておきました。

木綿豆腐の方が栄養を凝縮していますので少しカロリーが高いですが100gあたり80gなので低カロリーと言えると思います。

どう使い分けすればいいの?

絹豆腐と木綿豆腐の最大の違いは固さと口触りです。

木綿豆腐は固くザラザラした口触りに対して、絹豆腐は柔らかく滑らかな口触りになります。

そのため基本的には木綿豆腐は焼く、炒める、煮る、揚げるといった調理法で使われることが多く、絹豆腐はサラダや冷奴などそのまま食べられることが多いです。

 

絹豆腐で炒め物をしたらボロボロになっちゃうもんね。

また、料理に使う際は豆腐の水切りをすることをおすすめします。

豆腐は90%が水分と言われており、水切りをしっかり行わないと料理した際に余計な水分が出てきてしまいます。

水切りについては以下の記事で詳しく解説していますので、よかったらご覧ください。

まとめ

絹豆腐と木綿豆腐は原材料は同じだけど、製法が違うため含まれる栄養も違うことがわかりました。

木綿豆腐は圧力をかけて作られるため、水分が押し出され水に溶けやすいビタミン類とカリウムが少ない代わりにたんぱく質やカルシウムが多く含まれます。

絹豆腐は圧力はかけずに作られるため滑らかな食感になり、そのまま食べたりするのに適しています。

 

豆腐は万能な食材なので、使うことも多いのではないかな〜と思います。

こういった知識があると役にたちそうですね。

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コメント

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