ししとうって油をひいて塩で焼くだけで最高のおつまみになりますよね。
苦みがとても美味しく、辛いものが苦手な方でもししとうは好きという方も多いのではないでしょうか。
ただ、油断してバクバク食べているとたま~にものすごい辛いやつ…いますよね。
本来ししとうは辛味がなく、苦みのある野菜なのになぜ辛いやつがたまにいるのでしょうか?
今回は原因と見極めるポイントと万が一当たってしまったときの対処法を紹介していきます。
INDEX
ししとうの由来
実は”ししとう”は略語だったということご存知でしたでしょうか?
ししとうの正式名称はししとうがらし(獅子唐辛子)って言います。
ししとうの先端部分が獅子に見えた事からそう名付けられたようです。
唐辛子は辛味種と甘味種に分けられます。
元々は辛味種の唐辛子だったのですが、唐辛子から辛味成分が抜けたものが誕生してそれが甘味種と呼ばれるようになったそうです。
甘味種はスウィートペッパーって呼ばれる事もあるよ!
ピーマンやパプリカなども甘味種の仲間になります。
確かに見た目も似ていますよね。
ちなみにししとうは元々青唐辛子でした。
青唐辛子を品種改良して辛味を抜いたものがししとうとなりました。
なんで辛いものがたまにいるの?
甘味種とはいえ、ごくたまにすごく辛いものいますよね。
普通は辛味の無いししとうですが、乾燥や温度などの育つ時の環境でストレスがかかると防衛本能が働き、辛くなる個体が現れるそうです。
大体辛いものにあたる確率は10%ほどと言われているそうです。
個人的にはもっと低いのかな〜と思いますが、一般的には10本に1本は辛いやつがあると言われているようですね。
ちなみに最近は品種改良も進んでほとんどそういった個体も出ないようになっているそうです。
なので実際には10%よりも低いのかもしれませんね。
見極めることはできる?
辛いものが苦手な人からしたら、出来れば辛いやつは避けたいですよね。
結論から言うと辛いものを100%見極めるのは難しいようです。
ただし、100%は無理でも辛いものを見極めるポイントはあるので紹介します。
1.ヘタと種が辛味が強い
鷹の爪などの唐辛子と同じなのですが、辛味が強いとされるのはヘタと種の部分です。
そのため、ヘタと種を取り除いて食べれば万が一辛いものに当たっても少しは辛い思いをしなくて良くなります。
2.形がいびつなもの
前述の通り、ししとうはストレスを受けると防衛本能が働き辛味が強くなってきます。
それだけでなく、ストレスを受けると形までいびつになってきます。
曲がっているものや縮れているもの、ハリがないものなどは辛い可能性があります。
逆に光沢があり、まっすぐ育っているものはストレスなく育っている証拠で、辛く無いものが多い傾向にあるようです。
3.種が少ないもの
ししとうは種が少ないものが辛いとされているようです。
ししとうを割ってみて種が少ない場合は要注意です。
また、割らなくてもししとうをつまんでみて、中身が詰まっていない感じがあれば種が少ない可能性があり、辛いものの可能性があります。
購入前などは少しつまんでみてあたりをつけてから、調理前に念のため割ってみてもいいかもしれませんね。
4.香りが強いもの
辛味が強いものは比較的香りも強くなる傾向があるようです。
他のものと比べてスパイシーな香りがしたら要注意。
もし、そういったものがあればいびつな形はしていないか、種はしっかり詰まっているか確認してみてください。
万が一辛いものに当たってしまった場合の対処法
ここまで紹介した方法である程度辛いものが見分けられるようになりましたが、100%見分けられるわけではありません。
そのため、辛いものに当たってしまう可能性があります。
ししとうを含む、唐辛子類の辛さの原因はカプサイシンという成分です。
カプサイシンは脂溶性の成分になりますので、油分の含むものを食べたりすると辛味が抑えられます。
水を飲んでも辛味がなくならないのは、水では洗い流さないからなんだね。
そのためマヨネーズなどの油分の含むものをとるとカプサイシンが分解されて辛味が和らぎます。
また牛乳やヨーグルトなどの乳製品に含まれるカゼインという成分は辛味のカプサイシンを和らげる効果があるそうです。
そのため乳製品をとるのも一つの手ですね。
辛いものを食べたら牛乳を飲めというのはこういう意味があったんだね。
まとめ
元々は青唐辛子を品種改良して辛味を抜いたものがししとうという事でしたが、育つ環境が過酷だと自分を守るために辛くなるという事でした。
そう考えるとなんだか悲しい野菜なのかもしれません。。
辛いものが苦手な方はここで紹介した4つのポイントを意識しつつ、万が一辛いものに当たってしまった場合には油分を含むマヨネーズか牛乳などの乳製品をとるようにしましょう。
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