【砥石とシャープナーの違い】料理歴20年の僕が砥石を使う3つの理由【包丁の手入れをしよう】

キッチン用品/調理器具

自粛生活も続いてきて自宅で料理をする方も増えてきているのではないでしょうか。

料理をするときに必ずと言っていいほど使う包丁。包丁は使っていくとだんだん切れ味が悪くなってしまいますよね。

そのため、定期的に刃先を研いであげて手入れをしてあげる必要があります。

包丁を研ぐ道具として“砥石”“シャープナー”がありますね。

今回は砥石とシャープナーの違いについて少し触れたうえで僕が砥石を使う理由について書いていこうと思います。

砥石とシャープナーの違いとは?

まずは砥石とシャープナーの違いについて触れていきます。

砥石とは包丁などの刃物を研ぐために使われる道具です。

よく昔話とかでお婆さんが夜な夜な包丁を研ぐシーンがありますよね。あの時にお婆さんが包丁を擦り付けている石のことを砥石(といし)といいます。

包丁の切れ味が悪いということは刃先が丸くなってしまっているということなのですが、砥石には荒砥石、中砥石、仕上砥石と種類があって荒い目から研いでいって刃先を鋭利に整えて切れ味を取り戻していきます。

また、実際にやってみるとわかるのですが、砥石に対して包丁を一定の角度に傾けてやらないといけなかったり、事前に水に浸しておかないといけなかったり少し手間がかかります。

一方でシャープナーも刃物を研ぐために使われる道具なのですが、シャープナーは刃先を傷つけることによって切れ味を復活させています。のこぎりのようにギザギザにして切れ味を復活させているんですね。

しかし、刃先は整っておらず砥石で研ぐよりも早く切れ味が悪くなってしまいますので、包丁を研ぐ回数は多くなる特徴があります。

といっても、砥石を使って研ぐよりも手軽にパパっと研ぐことが出来るので、料理をし始めたときに「あれ?切れ味悪いなー」なんて感じたときにパパっとできるのが魅力ですね。

<砥石の特徴>
・刃先を鋭利にして切れ味を良くする。
・切れ味が持続するので研ぐ頻度が低い。
・研ぐ時に固定するなど手間がかかる。
<シャープナーの特徴>
・刃先に傷をつけて切れ味を良くする。
・切れ味が持続せず研ぐ頻度が多くなる。
・手間がかからずパパっと包丁を研げる。

【結論】砥石とシャープナーどっちがいいの?

砥石とシャープナーの使い分けは自分のニーズや性格に合ったものを使用すればいいと思っています。

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砥石を使うことに向いている人

砥石を使って包丁を研ぐことに向いている方は以下のような方だと思います。

  1. 一つの包丁を長く使いたい方
  2. こだわりを持って道具を手入れしたい方
  3. 高価な包丁を使っている方
  4. 料理に対するモチベーションを上げたい方

4つ目は個人的な感覚なのですが、手間をかけて道具の手入れをすると料理に対するモチベーションが上がるような気がしています。

また、シャープナーよりも砥石の方が細かく研げるので手入れをしっかりとしたい方には向いていると思います。

こだわって手入れした道具で料理するとモチベがあがるね。

シャープナーを使うことに向いている人

逆に砥石よりもシャープナーを使うことに向いている方は以下のような方だと思います。

  1. 手間よりも時間を優先したい方
  2. 安価な包丁を使っている方
  3. 一時的に切れ味を復活させたい方
  4. 料理初心者の方

シャープナーの特徴といえばなんといってもパパっと手軽に研げることです。そのため、手間よりも時間を優先したい方や料理初心者の方はまずはシャープナーで研ぎ始めたほうがいいと思います。

初めは簡単なシャープナーから入った方がいいね!

僕が砥石を使う3つの理由

ここまで砥石とシャープナーの違いとそれぞれの向いている人について書いてきましたが、本題である僕が砥石を使う3つの理由について触れていきます。

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結果的に砥石で研いだ方がめんどくさくない

僕自身、めんどくさがりなのですが、結果的に砥石で研いだ方がめんどくさくないと思っています。

違いの部分で説明した通り、シャープナーは刃先を傷つけて切れ味を取り戻しており、どうしても切れ味が持続しません。

砥石で研ぐと刃先が鋭利になり、切れ味が持続します。体感的に1か月以上は切れ味が持続すると思います。

シャープナーは切れ味が持続しない分、結局研ぐ頻度も上がり包丁を痛めることにもなって、包丁を買い替える事になり、出費にもなるし、買う手間にもなるし・・・

そういった意味で一時的には砥石の方が面倒だけど長い目で見るとシャープナーの方が面倒かなと思います。

研ぐのが月一ならそんなに面倒じゃないね。

切れ味が良いので食材を痛めない

砥石を使ってしっかりと包丁を研ぐと刃先が鋭利に仕上げることが出来ますので、シャープナーで研ぐよりも切れ味がよくなります

切れ味がいい包丁だと食材を痛めることなく切ることが出来ますので料理の仕上がりも良くなりますし、多少硬いものでも切ることができます。

切れ味がいい方が切れ味が悪いよりもストレスにもなりませんから、切れ味がいいというのはかなりメリットだと思っています。

モチベーションが上がる

これは個人的な感覚ですが、シャープナーで研ぐよりも砥石で研いだ方が、こだわって道具の手入れができるので、料理に対するモチベーションが上がります。

研いだ後の包丁で食材を切ったときはスパッと切れて気持ちいいですし、やる気が出ます。

逆に研いでいない切れ味の悪い包丁を使っていると食材を切ることがストレスになり、モチベーションが下がりますよね。

僕が使用している砥石

僕が実際に使っている砥石は以下のものです。

こちらの砥石にした決め手は砥石を固定する台座があることです。

砥石を使う時って直に台所に置いてしまうと滑ったり傷がついてしまうので、通常は濡れ布巾の上に砥石を置くのですが、この商品は台座までついていて台座の裏面はゴムになっているので滑りにくくなっています。

また、補助具もついていて、包丁にセットすることで砥石に対しての包丁の角度が一定に保て、きれいに仕上げることが出来ます。

角度を保つ、というのは砥石で包丁を研ぐ時の手間になる部分ですから、この手間が省けるのはいいと思います。

手入れはしっかりしたいけど、できるだけ楽はしたい・・・

まとめ

今回包丁を研ぐ時に使う”砥石”と”シャープナー”の違いについての解説とそれぞれの向いている人を説明しました。

砥石を使う理由として「結果的に面倒ではないこと」「切れ味がよく、食材を痛めないこと」「モチベが上がること」と3つの理由を紹介させていただきました。

ご時世柄、料理をする方も増えていると思いますが、自分のスタイルに合った料理方法で料理をしていければいいですね。

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