ここまで簿記とはなんなのか、
どうやって受験をするのかなどまとめましたが
今回はどのくらいの勉強が必要なのか、
実体験も交えながら具体的な勉強方法など紹介していきます。
ここまでの記事は下にリンクを貼り付けておきますね。
どのくらい勉強すれば良いの?
一般的に簿記3級を取得するために、
必要な勉強時間は50時間〜100時間と言われています。
私は勉強があまり得意では無いので、
最低でも50時間も机に向かって勉強するのかと思っていましたが、
実際にはテキストを読み込む時間などの、
いわゆるインプットする時間も勉強時間に入ると思います。
通勤中のテキストの読み込みやごはん中に動画を見る時間も含まれるんだね!
ちなみに1日1時間勉強したとすると最速で2ヶ月弱で必要な時間は満たされます。
休日などに頑張って3-4時間勉強が出来れば、計算上は1ヶ月ほどでも取得可能です。
上記は”頑張れば”という範囲で、実際には勉強できない日なども出てくると思うので、
期間は3ヶ月程度と見ておいた方が無難だと思います。
※実際に私は3ヶ月程度かかりました….
どうやって勉強すれば良いの?
では、具体的な勉強方法ですが、
私のおすすめは実際にテキストを見ながら一つ一つ学習していくのでは無く、
まずはインプットをして、そのあとアウトプットをするように、
イン/アウトを分けた方がいいと思います。
理由としてはまずは簿記の基礎をしっかりと理解することで問題に取り掛かりやすくしてから、実際にアウトプットをしていって理解を深めた方が身につくと思うからです。
勉強を始めた当初は単語が全然分からず、読み解くのも苦労しました。
売掛金、買掛金、繰越商品…..。
なので、まずは言葉に慣れるという意味も含めて簿記の全体像を理解して、その後に理解を一つずつ深めていった方がいいと思います。
実際に私が行った勉強法
実際に私が行った勉強法は以下のようなステップでした。
- 1.テキストを読み込む
- 2.youtubeで簿記の解説を観る
- 3.過去問をひたすら解く
- 4.模擬テストをひたすら解く
※1と2は並行してやっていました。
それぞれ解説しますね。
1.テキストを読み込む
私が使わせて頂いた教材はふくしままさゆきさんの教材です。
なんとkindleでテキストを公開しており、
youtubeでもかなり細かいところまで解説しています。
Amazonのプライム会員ならkindleを無料で読むことができます。
私はプライム会員なので無料で読めました。
非会員の方でも99円で購入可能です。
2.youtubeで簿記の解説を観る
最初の1ヶ月は通勤時にはテキストを読み込み、
ランチ中や自宅にいる時はyoutubeを観てました。
ふくしまさんの動画では「簿記とは?」というところから、
決算整理仕訳まで一通り解説してくれています。
youtubeの動画は一本20分前後なので、
ランチタイムや、すきま時間でちょうど見やすい時間です。
youtubeなら無料で視聴出来ますし、
テキストもAmazonプライム会員なら無料ですから、
ふくしまさんのおかげで“無料”で簿記の全体像が理解出来ました。
簿記の基礎を学ぶならふくしまさんの教材はかなりおすすめです。
ふくしまさんありがとう!
3.過去問をひたすら解く
2ヶ月目は過去問のテキストを買い、
過去5年分の過去問を1周半くらいひたすら解きまくりました。
前の記事でも触れましたが、
今出ているテキストは大体がペーパーテストに対応しているものです。
私が使ったテキストは以下のものですがペーパーテストに対応したものです。
ただし、直近5年分の過去問が載っており、
1問目~5問目までそれぞれの対策/解説が載っています。
最後に模擬テストもあるので、過去問~模擬テストまで通しで学習できます。
後述しますがペーパーテストでは1問目・3問目・5問目が得点を稼げる設問なので、
ここを重点的に潰していった方が無難です。
1問目・3問目・5問目で80点取れるよ!
その為、1〜5問目を1周と3問目5問目をもう1周しました。
※1問目は単純な仕訳問題なので3問目と5問目で十分練習になります。
ネット試験でも1問目、3問目がペーパーテストでいう1問目・3問目・5問目に値しますので、同じ方法でいいと思います。
ネット試験でも1問目と3問目で75点取れるよ!
4.模擬テストをひたすら解く
3ヶ月目は過去問テキストにあった模擬テストや、
ネット上に無料公開されている模擬テストをひたすら解きました。
個人的には普段の環境で
80点以上の点数が安定的にとれるようになっていたほうが安心できると思います。
もちろん個人差はありますが、人によっては環境が変わると、
いつもよりも成果が出せないということもありますので。
試験を受ける時の注意点
少し上でも触れていますが、
実際に試験を受けてみて感じたこと、心がけていたことを紹介します。
1.解答の順番は?
ペーパーテストは1→3→5→2→4の順番で!
ネット試験は1→3→2の順番で!
上の項目でも触れましたがペーパーテストでいう2問目・5問目は合計20点しか取れず、
ネット試験の2問目も25点の配点です。
ここに時間をかけた結果、点を取りたかった設問で時間が足りなくなってしまった、という事態は何としても回避したいです。
その為、最初に点を取りたい設問に手をつけてその後に埋めていくということを心がけました。
私も試験前に色々な記事を見ましたが、
人によっては1問目3問目5問目までで合格点を取って、
2問目4問目は点が取れればラッキーくらいの人もいます。
それくらい1問目・3問目・5問目が重要ということですね。
2.時間の配分は?
ペーパーテスト、ネット試験、
それぞれ以下の時間を目安にするといいです。
ペーパーテスト
ネット試験
それぞれ以下のように何問目にどんな問題が出るか記載しますが、
ペーパーとネット試験で紛らわしいので、
以下の説明はペーパーテストをベースに記載します。
ネット試験では以下のようなイメージなので、
それぞれ当てはめてください。
1問目は仕訳問題が出題されます。
ペーパーテストでは問題は5問なので、1問2分くらいの配分でOKです。
ネット試験では15問出題されますので1問1分くらいの配分でいきましょう。
3問目は試算表の作成問題が出題されて、ここでは30点と得点が狙えます。
ここでは得点を取りたいので、たっぷり40分を目安にしてください。
5問目は精算表や財務諸表の作成が出題されます。
決算仕訳が必要になったりする部分ですが、3問目と同様30点満点の設問なので得点が狙えます。
ここでもたっぷり40分を目安に確実に点を取りにいきましょう。
2問目と4問目は補助簿関連と伝票関連の問題であまり難しい問題では無いと思います。
それぞれ10分を目安に解いていきましょう。
そして、最後に必ず見直しの時間を取ってください。
10分を目安にしてもらえればOKです。
一回の試験を通して何個も何十個も仕訳をしていくので、ケアレスミスが必ずありますので、見直しは重要です。
時間が余れば余るだけ使っていいと思いますので、必ず取るようにしましょう。
3.つまづいても止まらないで!
特に3問目・5問目で多いのですが、表を作っていって貸借が一致しなかったりして、
解答とにらめっこしてしまうことがありますが、
貸借が合わなくてもとりあえず問題を進めるようにしましょう。
理由として、すぐに間違いに気づければ問題はないのですが、
大体は間違いに気づくのに時間がかかります。
ここまで時間配分を考えたのに、考えすぎて時間が無くなったら元も子もないですからね。
まずは全ての問題を解いて、その分見直しの時間を貯めておいて、
最後に点が取れそうなところを見直していきましょう。
まとめ
ご説明させていただいた通り、がむしゃらに勉強をするというよりも、
私のような簿記初心者にはまずは簿記とはなんなのかとか簿記の用語などを知って、
全体像を理解してからそれぞれの知識を深めていったほうが途中で挫折せずに学習を進めていけると思うので良いと思います。
少しでも学習プランの計画などにお役に立てればうれしいです。
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